【仮想通貨Tether(テザー)特徴やUSDTをめぐる疑惑とは|チャートからみる将来性や取引所情報など徹底解説】

 

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Tether(テザー)とは

Tether(テザー)とはイギリス領バージン諸島で設立され香港に本社を持つTether Limited社が発行する暗号通貨のことです。
ビットコインブロックチェーン上に記録されるOmniトークンとして発行されるものです。

一番の大きな特徴として挙げられるのがPeg(ペッグ)制をとっていることです。

※ Peg制とは・・法定通貨(国が発行している通貨)とほぼ等しい価値を持つこと。
Tether(テザー)はUSDにPegされています。

他の通貨に価値を連動させている通貨をペグ通貨といい、Tether(テザー)もペグ通貨です。

そのため、Tether(テザー)の価値はおよそ1ドルに固定されており、Stable Coin(価値変動の極めて小さい通貨のこと)の一つであり、ユーザーの任意のタイミングで米ドルに換金することが可能とされています。

その意味では金本位制に近いものがありますね。

Tether(テザー)はブロックチェーンの利点と機能性を持ちつつ、ペグ通貨として安定性を備えているコインであると言われています。

そんなTether(テザー)ですが、テザーは暗号通貨業界において渦中となっている通貨の一つです。

こちらではUSDTをめぐるテザー疑惑の問題なども取り上げていこうと思います。

まずはTether(テザー)について知るために基礎情報とその特徴について解説致します。

基礎情報

名称 Tether(テザー)
通貨単位 USDT
公開日 2014年10月6日
総発行枚数 上限なし
発行済枚数 2,107,140,814 USDT
時価総額 ¥230,963,270,836
価格 約109円(2018年5月現在)
通貨タイプ ehtereum – ERC20トークン
承認アルゴリズム Proof of Reserve

特徴

Tether(テザー)の大きな特徴として、4つの特徴があります。

プルーフ・オブ・リザーブ(PoR)を採用
中央管理者が存在
カウンターパーティーリスクがある
極めて安定性が高い
それぞれ説明していきたいと思います。

プルーフ・オブ・リザーブ(PoR)を採用

Tether(テザー)の採用している新規発行システムはProof of Reserves(プルーフ・オブ・リザーブ)と呼ばれ、他の暗号通貨とはまったく違います。

これはTether(テザー)独自のシステムです。

新規発行の仕組みとしては ユーザーがTether Limited社にドルを入金し、それと同量のテザーをLimited社が発行することでのみ行われます。

入金されたドルはLimited社がプールします。
テザーをドルに戻したいときには、テザーをLimited社に入金することで、入金した額と同じだけドルを引き出せます。

こうして市場に出回るテザーの量とLimited社がプールしているドルの量を等しく保つことでテザーとドルの価値を一定に保っています。

この等量関係が重要なので、Limited社は毎日プール額を公表しています。

これによって支払い能力があることを示し、Tetherへの信頼を維持しています。

後ほど詳しく説明をしますが、このProof of Reserves(プルーフ・オブ・リザーブ)というシステムを悪用して、「顧客の金でビットコインを買って、BTCの価格を釣り上げていたのではないか?」という疑惑がテザー疑惑です。

中央管理者が存在

他の通貨とは異なりTether(テザー)には明確な中央管理者が存在します。

Tether(テザー)はTether Limited社が運営しており、このTether Limited社が中央管理者となります。

ですのでTether(テザー)はTether Limited社が通貨の発行量を決めているという流れとなっています。

他の暗号通貨は通貨の発行に関して分散型で管理されていますが、Tether(テザー)に関してはTether Limited社が管理していることからTether(テザー)は中央集権型と言われています。

この点で大きな問題点はカウンターパーティーリスクがあることです。

カウンターパーティーリスクがある

カウンターパーティーリスクとは以下のような状況になる可能性があることを指します。

✅ 中央管理者であるTether Limited社が破たんする
✅ 中央管理者であるTether Limited社が不正する
✅ 法定通貨を預けている銀行が破たんする
✅ 法定通貨を預けている銀行が不正する
Limited社に何か問題が発生した場合、USDTの価値が一気になくなるリスクがあります。

例えば、Binance(バイナンス)が独自に発行するBNBもBinance(バイナンス)倒産すると価値がなくなってしまいますのでカウンターパーティーリスクはありますよね。

Tether Limited社は多額の現金(ドル)を顧客から預かっています。

もし、将来ハッキングによりUSDTを盗まれたり、業務上横領で多額のドルを盗む人がいたりしたときに、Tether(テザー)の信用がなくなるリスクがあります。

また、USDTがつぶれたときは、USDTの価値が0円になってしまう恐れもあります。

中央集権型ゆえの問題ですね。

Tether(テザー)は極めて安定性が高い

Tether(テザー)の大きな特徴の一つにProof of Reserves(プルーフ・オブ・リザーブ)というシステムがあるとお伝えしました。

これは他の通貨とは異なりTether(テザー)は実物資産によって裏付けられていることを示しており、非常に変動の激しい暗号通貨業界において安定性が担保されています。

そのために、相場が荒れているときに資金を一時的に避難させておく通貨としての役割をこなすことができます。

また、PoloniexやBittrexなどのアメリカの取引所ではその安定性から基軸通貨の役割を担っています

そのためTether(テザー)はライトコインの保有高が増えすぎた取引所がライトコインをTether(テザー)に変え、別の取引所の通貨に交換する役割も担っています。

このようにすることで市場が荒れた時でも取引所は安定を得ることができます。

テザー疑惑とは

Tether Limited社はテザーを発行してるという話をしましたが、投資家はまずドルでテザーを購入します。
1USDT(テザー)=1ドルという価格です。

例えば10,000ドルを10,000USDTに変え、その後10,000USDTで他の暗号通貨と両替します。

ここでやっとビットコインなどの通貨を購入することが出来ます。

なぜ一度テザーを経由して通貨を購入しなければならないか。

それはドルなどの国家の通貨で暗号通貨を買うことに規制が入りやすいからです。

しかし、テザーは他の通貨とは違い国家の通貨と同じ価値を持っています。

そこを根拠に規制をくぐり抜ける手段としても使われました。

例えばテザーは現金の代わりに保有する意図としても使われ、また中国などの規制が入っている国でも投資家が通貨を売買するための「抜け道」に使われることが多く中国人の人気を集めていました。

10,000USDTを持っていれば10,000ドルを持っていることと同じですので、もし投資家が手持ちの10,000ドルを換金すれば、10,000USDTが無くなるという仕組みです。

何が問題なのかというと、先ほどの流れで言えば10,000ドル入金したときに10,000USDTが生産されます。
そして出金の際には10,000ドル消失しますよね。

つまり、10,000USDTが存在するときは10,000ドルがないとおかしい話です。

テザーを取り扱える取引所がアメリカにはいくつかありますが、そのうちの1社が取り扱うUSDTがおかしいという話が浮上しました。

Bitfinexという取引所があるのですが、この取引所がTether Limited社と協調してビットコインの価格操作を行なっているという疑惑です。

疑惑の内容は「Tether Limited社で発行されたUSDTがBitfinexに流れ それによって買い支えを行なっている」というものでした。

これを受け1月31日にテザーを発行する企業に不正の疑いがあるとして、米商品先物取引委員会(CFTC)の調査が入りました。

海外メディアによれば、CETCは暗号通貨テザーを発行するTether Limited社と暗号通貨取引所大手のBitfinexに対し、2017年12月6日に召喚状を送付したと言います。

両社はともに香港に拠点があり、経営者は同じです。
怪しいとしか言いようがないですよね。

もし、Tether(テザー)による市場操作が真実ならBitcoin含む暗号通貨全体の信用が低下することとなり現在の暗号通貨に対する世間の関心の高まりが薄れる可能性もあります。

またTether(テザー)を使うことで市場に流入していたチャイナマネーの流入も滞り暗号通貨全体が暴落する可能性すらあります。

Tether(テザー)は先述の通り、その安定性から暗号通貨の世界で他に変えがきかない重要な役割を担ってきましたが、結局テザー疑惑問題への言及はありませんでした。

現状、真相についてははっきりしておらず、しっくりこない状況で取引が進んでいるという状況です。

Tether(テザー)ハッキング事件

そんないわく付きのTether Limited社ですが、さらなる追い打ちをかけるTetherハッキング事件が2017年11月19日に起こりました。

Tether社が保有していた金庫ウォレットから30,950,010 USDT(当時約35億円相当)が何者かにハッキングされたという事件です。

Tether(テザー)はこの事件を受け ハードフォークを決行し盗まれたUSDTを無効化 しました。

Tetherは安定・安心・安全と考えていた方も多かったと思いますので、今回のハッキング被害のインパクトはかなり大きかったのではないでしょうか。

購入のメリット

Tether(テザー)購入のメリットとしては1USDTがほぼ1USDとなるように固定されているので、ビットコインやイーサリアムのようなメジャーな通貨でさえ大きく価格が変動するような荒れた相場でも、価値が安定している点です。

ですので暗号通貨市場では一番安定した利確先かなと思います。

保有している通貨が値上がりし、利確した通貨が暴落しては元も子もありません。

法定通貨なら良いですが、海外のアルトコインなどで頻繁にトレードするようなことがあれば一旦USDTに変えるのは良いかもしれませんね。

USDTはTether Limited社にUSDを納金することでのみ新規発行されるのですが 総発行量がこの半年で6000万USDTから6億USDTと、10倍になっていることからもその注目のされ方が伺えます。

ある意味基軸通貨といえる存在ではないでしょうか。

デメリット・懸念点

他の暗号通貨とは違い、USDTは価格を固定するためにTether Limited社によって非常に強い中央集権体制で管理されています。

まず第一のデメリットとしては中央集権体制で管理されていることから、万が一Tether Limited社が不正を働いたり破綻してしまうと一気に無価値になります。

さらに1USDT=1USDという仕組みではありますが、市場も新しく売買に使われるため大きな売りや買いが生じると多少価格に変化が生じます。

だいたいですが、1USDT=1±0.02USD程度の誤差は出るようです。

それでもほかの通貨に比べると格段に価値の変動は少ないのですが…

相場が大荒れしたときなどは重宝する通貨です。

価格推移・チャート

過去のチャートからもお分かり頂けるように、Tether(テザー)はほとんど価格変動が起きていないのが特徴です。

これにはお伝えした通りTether(テザー)が法定通貨(国が発行している通貨)とほぼ等しい価値を持つ通貨であることが関係しているからです。

テザーの価格は、その特性から基本的には1USDT=1USD(米ドル)なのですが、たまに政治的な一大事や暗号通貨全般を揺るがすニュースがあると米ドルとの価値にギャップが生じる時があります。

今後の動向と将来性はあるか?

USDTはペッグ通貨という特徴もあり、運営の信用が落ちても時価総額ランキングでは現在16位につけています。

商品先物取引委員会(CFTC)の召喚状が送付されたのが2017年の12月で、その後もTether Limited社は変わらず運営されておりUSDTも発行されています。

Tether Limited社が商品先物取引委員会(CFTC)の監視下であっても変わらず運営、通貨の発行ができているということは、近く正式に疑惑が晴れるのではないかと感じている部分もあります。

疑惑が晴れればUSDTの信用も回復し、利用する人も増えるでしょう。
Tether(テザー)は米ドルと連動していることで他の通貨とは違った利用メリットがあるため、暗号通貨市場での存在感をさらに増す可能性もあります。

BitfinexとTether Limitedの運営には少々疑問が残りますが、安定している通貨だと言えます。

ただ、一方で米ドルと同じ価値を持っているという点では良くも悪くも2倍3倍などに価格が変動することもないという解釈から「投資してお金を増やす」という目的で購入するタイプのものではないという声も一部では挙がっています。

Tether(テザー)取り扱い取引所

現在Tether(テザー)を取り扱っている日本の取引所はございません。

ですのでTether(テザー)を購入するには海外の取引所に登録しなければなりません。

海外の取引所を利用するのですが、まず海外の取引所は日本金で通貨を購入することができないというデメリットがあります。

したがってまずはまだ通貨をお持ちでない方は日本の取引所を開設し、日本金を入金し通貨を購入しなければなりません。

流れとしてはこのような手順です!

 日本の取引所開設(まだ口座開設されていない方)
 日本の取引所に日本金を入金し通貨を購入
 海外の取引所開設
 日本の取引所から海外の取引所へ通貨を送金
 海外の取引所でTether(テザー)購入

国内と海外のお勧め取引所をそれぞれ紹介致しますね。

国内の取引所でお勧めなのはbitFlyer(ビットフライヤー)です。
日本ではいち早くテレビCMが始まったことで皆さん一度は耳にしたことがあると思います。

知名度も高く、セキュリティ面でも先日のコインチェックNEMハッキング事件を受け「セキュリティ・ファースト主義」を掲げ更なるセキュリティの強化を図ることを発表しました。

その結果、先日squeen社にも世界最高ランクのセキュリティを持つ取引所であると認められています。
不正出金サービスも行っているので、万が一の際も安心です。

口座開設手順や入金出金方法などはこちらにまとめていますので良ければこちらもぜひ参考にされて下さい。

海外の取引所でTether(テザー)の取り扱いがあるのは
Binance・BITTREX・HitBTC・Bitfinex・POLONIEXなどいろいろとありますが取り扱いのある海外の取引所の中でも特に使い勝手が良いと評判なのがBinenase(バイナンス)です。

Binanceは取り扱い銘柄が150種類以上と非常に多く、新規上場銘柄も取り扱いが始まるのが早いため、ポテンャルの高いコインを買うチャンスを掴みやすいとも言えます。

登録は無料でバイナンスは取引手数料も安く日本語に対応しているので安心です!
セキュリティもしっかりしていますので、将来性のあるコインを今後も取引したいと考えている方は口座開設されることをお勧め致します!

Binence(バイナンス)の口座開設手順や入金出金方法も別記事にてまとめていますのでBinanse(バイナンス)に関しては良ければこちらもぜひ参考にされて下さい。

最後に

暗号通貨の取引をするにあたり、法定通貨だと何かと不便です。
しかし、Tether(テザー)を使用すると高速で送金か可能でスムーズに取引を進めることができます。

その上、手数料も非常に安いのいう点で支持されています。

これが米ドルや円などの法定通貨の場合ですと、送金をするだけでもかなり時間がかかります。
さらに銀行に対しても手数料を払わないといけませんので、コストがかかります。

送金時間とコストがかかる米ドルを使うぐらいならば、テザーの方が早くて安いから良いと考える人は多くいるようです。

このようにTether(テザー)は法定通貨と比べて使いやすいというメリットがあります。

2017年には日本円にして約35億円ものUSDTがハッキングされるという大きな事件がありましたが、盗難されたあとすぐにハードフォークして無効化することに成功しました。

Tether(テザー)にはこういった出来事もありましたが、その後は特にトラブルもなく運営できているのでセキュリティー面はその後強化されたのではないかと思います。

一方で「実は同額の米ドルを保持していないのではないか?」という疑惑を持たれており、市場を騒がせている通貨でもあります。

これが本当のことであれば暗号通貨業界の市場崩壊へと繋がるのではないかとも言われており、実際にいくつかの銀行がテザーとの取り引きを中止した事実もあり、さらに疑惑を持たれる要因となりました。

本当のところは分かりませんが、慎重に対応するに越したことはないでしょう。

以上、今回はTether(テザー)についてまとめさせて頂きました。

最後までご覧頂きましてありがとうございました。
今後も良い情報を共有していけるよう精進致しますm(__)m


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